こんにちは。
金川顕教です^^
投資の世界の格言の1つに、
「卵は1つのカゴに盛るな」というものがあります。
卵を1つのカゴに盛ると、
そのカゴを落としてしまった場合
全部の卵が割れてしまう危険性があります。
しかし、複数のカゴに分散して卵を盛っておけば、
そのうちの1つのカゴを落とし、
そのカゴの卵が割れてしまったとしても、
他のカゴの卵は無事であるという意味の言葉です。
この格言を実践するリスク管理の方法が「分散投資」です。
まずは株式投資の場合で説明しましょう。
投資資金を全額1つの会社のみに投資したとします。
その場合、万が一その会社が倒産してしまったらどうなるでしょうか?
投資した全額を失い、一発退場となってしまいますね。
そこで、こうした事態を避けるために、
例えば株式に100万円投資しようと考えたら、
A社株に100万円分全額投資をするのではなく、
A社株30万円、B社株30万円、C社株30万円ずつ購入し、
10万円は現金で残しておくのです。
そうすれば、A社株特有の要因で株価が下落してしまった場合でも、
B社株とC社株が堅調であれば、
A社株の損失を残りの2社でカバーできる可能性がありますよね。
3社とも同じ動きで下がってしまいこともありますので
100%安全な方法ではありませんが、
分散投資をしておけば、1つのものに集中して投資した場合よりも
リスクは分散できるのです。
この分散投資の考え方は、
ブックメーカー投資にも利用することができます。
例えば、勝率90%のベット方法があるとしましょう。
この場合、ざっくり言えば10回ベットしたら9回勝てるということになります。
「10回中9回勝てるならほぼ勝てるじゃん」と思うかもしれませんが、
これは逆に言えば「10回中1回は負けてしまう」ということでもあります。
つまり、10回ベットしようと思って始めた
1回目のベットがいきなり負け、という可能性もあるわけです。
この時、投資資金の全額をベットしていたらどうなるでしょうか?
いきなり全額失って残り9回のベットができなくなってしまいますね。
それでは、投資資金を10分割して、
10ぶんの1ずつ
ベットすることにしていたらどうでしょうか?
最初の1回で負けても残り9回の勝ちで取り戻し、
さらに利益を出すことができますよね。
このように、ブックメーカー投資においても
分散投資はリスク管理に非常に有効な方法なのです。
ただし、いくら分散投資が有効だと言っても、
あまり細かく分散してしまうことには、
利益まで抑えられてしまうといったデメリットもあります。
したがって、なんでもかんでもとにかく分散すればいいという話ではないのです。
リスクを適度に分散しつつも、利益がもっとも大きくなるよう
バランスを取ることが大切ですね。
金川顕教
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