こんにちは。
金川顕教です。
「空気読んでよ!」
人生で一度は言われたことがあるのではないでしょうか?
では、空気を読むことは本当に大事なのか。
今日はそんな話をシェアしていきたいと思います。
交友関係だけではなく、会議や上役との折衝、取引先との商談など様々なシーンで
空気を読むことが求められるかと思います。
ところが、空気を読みすぎるがゆえに話が進展しない場合もありませんか?
そんな状況を打破できるのは、”空気を読めない人間”だけです。
空気を読むことの是非を考える際には、
『セルフモニタリング』が役に立ちます。
セルフモニタリングとは、
相手の気持ちを察することができる”感受性”と
その場に合わせた適切な行動がとれる”変容性”を指します。
つまり、セルフモニタリングが高いほど空気が読める人ということです。
空気が読める人はあらゆるシーンで対応することができますが、
優柔不断だとも言えます。
一方でセルフモニタリングが低い人は、
他人を気にせず自分の考えを貫き通します。
外国に比べてハッキリしないところが日本のお国柄でもありますから、
空気を読めない人はやや否定的な目でみられてしまうかもしれません。
しかし、空気を読みすぎることが
今の日本の社会を停滞させていると
言っても過言ではありません。
どういうことか?
例えば、会社で有給休暇を取得するとき、
あなたは遠慮せずに申請できますか?
これは会社にもよりけりですが、
申し出にくいという人が多いと思います。
こうした会社での息苦しさが、
近年のブラック企業を蔓延させているのかもしれません。
金川顕教的には成功者こそ、
セルフモニタリングが低く感じます。
スティーブ・ジョブズだって周りの意見は聞かないし、
空気なんて少しも読んでいませんでした。
それでも自身の信念を曲げずに続けてきたから彼は成功しました。
トランプ大統領だってそうです。
善し悪しは置いておいて、
どんなに反対されても強固な姿勢を崩さない、
こういったことが評価につながったのではないでしょうか。
「じゃあ成功するのは空気が読めない人なの?」
という声が聞こえてきそうですが、
そういう訳でもないのです。
セルフモニタリングが低い人には、
セルフモニタリングが高い相棒がついているのです。
これはあくまで一部ですが、
ジブリの宮崎駿監督には鈴木敏夫プロデューサーがいたから
名作を作り出すことができたと言われています。
宮崎駿監督は決して空気を読むタイプではありませんが、
鈴木敏夫プロデューサーはもの凄く空気を読む方だと言われています。
変革を起こす空気を読めない人には、
空気を読める人がつく。
このコンビを組むことができれば
ビジネスは大きく飛躍するでしょう。
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